代々木上原駅の近くのモスク。ずっと気になってたから行ってみた
日本にいるだけでも感じることができる新しい感覚
昔、代々木公園から下北の方へ自転車借りて友人宅に遊びに行ったことがあった。そのとき、代々木上原の線路下を抜けてすぐ、上り坂のところで右手側に異様な建物を発見!どう考えても、いつもの日本とはちょっと異空間な存在・・・
あたりはとっぷり日が暮れていたので暗かったのだけれど、歩道の自転車の高さから地下のお部屋を見下ろせるガラス窓ごしに、なんともゴージャスな建物内が垣間見えるのだ。大きなシャンデリアがあって、まるでセレブのパーティでも開けそうな雰囲気。ここは一体・・・?
イスラム寺院って凄い。ここホントに日本なの?
それでざっくり10年ごしくらいに念願が叶って始めてそのドアを開けてみた。もうドアからゴージャスなので庶民な私にとっては実際のドアの重さよりもさらに重いドアで開かないんじゃないかと思った。
ドキドキしながらドアをあけると、え!全部大理石?みたいなイメージのひんやりとしたとにかく美しい空間が待っていた。トルコ人らしき人が入口付近にいて「どうぞどうぞ」とにこやかに挨拶してくれた。
彼の前には、トルコの物販らしきショップがあり、絵葉書や食品、アクセサリーなどまるでトルコに行って本当にお土産を買ってきたよと言えそうなラインナップだった。連れは早く中をみたそうだったけれど、私は早速そのショップで足止めをくらってしまった。だって、安くて珍しくて面白いのだもの!
やがて礼拝(お祈り)の時間がはじまった・・・
早速ショップで心が満たされ、ゆっくりと奥の階段へ。私は昔インドを旅したことがあるのだけれど、なんとなく階段を上がる感覚や、垣間見えるトイレなどの日常の景色に共通点を感じた。スパイスの匂いも日本とは違う独特の匂いがあると思う。
2階のフロアにあがると、ここもまたたまげた美しさ!そして寺院内へ。日本人も神社やお寺にいったら自然に手をあわせたくなるように、ここでは日本在住のトルコ人やイスラム教の人たちがお祈りしにやってくる。
休日デート気分できちゃったけれど、彼らにとってはごく日常の習慣なんですね。祈る姿がとても自然に空間にマッチして不思議でした。女性は肌を露出しないというのが、あちらのおきて。ごうに入ればごうに従いでショールで身を隠しながら、その空間を少しだけ共有。美しい壁画など見ていてぜんぜん飽きない!
見学が無料なのもなんか凄い
お祈りするまえに、思わずトルコのアクセサリーを購入していた私ですが・・・笑。こういうものはやっぱりひととおり見終わってから買ったほうがよかったなと反省。無料でいいものを見せてもらったので、微量だけれどお金を落として帰りたいなとも。
事前に予約をすればトルコ料理もいただけるんだとか。たまたまその日案内してくださったトルコ人はとても気さくな方で、心からトルコのことを紹介したいという思いが伝わってきて嬉しくなりました。
地図はこちら
代々木上原ガード下でも、また違った壁画が楽しめた。
イスラム教のお寺。東京ジャーミー
椎名誠さんのインドで私も考えた、という当時私にとってはキャッチ―だった本のことをどうしても思い出してしまうけれど、トルコで私も考えました。どうして、ここは日本なのにこんなに高価な建築を立てることができたのだろうと。
東京ジャーミー(モスク)行ってきた。 pic.twitter.com/hKhrxhb4CS
— きのぴー (@08106506) 2016年7月3日
海難という映画知ってる?和歌山県の人が凄かったそう
そんなことを密やかに胸に秘め、またしばらく月日が流れていたのだけれど、春にたまたま知り合いのおばちゃんと井のばた会議で盛り上がり、たまたまジャーミーの話になった。
どうやらトルコと日本は共に助け合って命を救いあった中らしい。こんなことぜんぜん知らなかったけれど、この映画をみたらわかるよと教えてもらった。今年の春くらいに映画館でやっていたけれど、見逃したまま気になっていた。ぼちぼち蔦屋で100円レンタルになるかな。見るの楽しみ。