食べられる植物たち。食卓にもっと!

季節の移ろいも楽しみながら、毎日ちょっぴり楽しくしたい

塩のこと知りたい。精製塩と天日塩・岩塩の違いは何?

お題「ちょっとした贅沢」

大さじ一杯の塩を作るには、どのくらいの海水がいるの?

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答えは一リットル。だから、逆にアサリの塩抜きをするときなどは、小さじ一杯を300g弱のお水に溶かすといいくらいですかね。

 

たとえば、海水を一リットルきれいめな海でくんできて、キッチンのパスタ鍋などで沸かしていくと、やがてお湯の表面に湯の花のようなものが浮いてきてやがて白っぽくなって塩がとれるというわけですね。

 

しかし、実際にはお湯をわかすとコストがかかるので、たいていは天日干しで塩を作っているようです。お日様で温め、海風で乾かし、結晶化していくことで自然塩が出来上がります。ありのままの風味が残る本来の塩の姿でしょうか。 

 

輸入塩が多い昨今。国産の塩はちょっぴり贅沢。

こちらも同じく国産の海水だけで作られた天。伊豆の海水で作られているということなので、関東圏の人はより近くの海でとれた塩を使えるということになりますね。濃縮し結晶化した天日塩いいですね。これにしようかな。

 

昔ながらの食事法や健康法の考え方で「身土不二」という言葉があります。これは、

なるべく近くのものを食べよう。という考え方です。お庭でガーデニングしたハーブなどを食卓に並べるのもある意味では現代的な「身土不二」かもしれませんね。

人の体液に近い成分の塩は安心?

 

日本では1972年に塩田で塩を作ることが禁止になり、それからはメキシコやオーストラリアなどから輸入した外国の塩を原料に「イオン交換膜法」という科学工業的な方法で食卓塩を作ることが主流になっているようです。

 

科学技術の発達により、より効率よくよい品質のものをコスパよく製造できるようになったそうです。だから今スーパーで売られている塩のほとんどはこの作り方をしているようです。しかし、一方で再結晶、再生塩とも呼ばれていて本来の栄養分に比べて偏りがあるという意見もあるようです。

 

この海の精は国産の海水を伝統的な工法で自然塩にしているので、少量微量の天然ミネラルがバランス良く含まれいるところがいい。人間の体液の成分に近い自然塩なんだそうです。スーパーでもパッケージに「自然海塩」と書いてあるものであれば、このジャンルの塩なんだそうです。

 

「天日塩」よりも栄養分があるとも言われています。「料理の鉄人」の服部幸應さんもオススメしている塩なんだとか。

 

岩塩はガツンと効いてくる

岩塩は海が地殻変動で高く盛り上がり、その時に海水が干上がって出来たものと言われています。太陽光だけでなく、マグマなどの高温でもじっくり溶かされているので純度の高い塩化ナトリウムになっていると言われています。 

 

 

知人に頂いたものがあり、今はこんなタイプの岩塩を、スーパーでもよく売っている食卓塩と併用しています。ぐつぐつ煮るタイプのスープを作るときや、スパイスを重ねて深みを出したいときなどに、なんとなく岩塩もプラスしている感じで使っています。粒が粗いので指の腹で潰してかけたりしています。 

 

併用している食卓塩よりも、塩の味が全面に出てくる、ガツンと効いてくるような印象があります。よく肉料理には山の塩(岩塩など)魚料理には海の塩(天日塩など)と言われていますよね。

 

海の塩のほうが、広くいろいろな成分が混ざり込んでいるような印象があります。だから、食材の味を後ろから引き立てるような。塩の粒子の細かさでも、食感や味の効きかたが違うとは思いますが。

 

ブロック岩塩はキッチンのお守りにしても

 

岩塩ってブロックタイプのものもありますよね。昔、頂いたけれどうまく使えなくてお部屋の風水として片隅においておいたら溶けてしまったことがありました。(><)ピンク色なので恋愛のお守りにもなるとか言われていたりもしますよね。

 

最近これを使うときは、おろし金で粉チーズを作る要領で削って使えるのだということを知りました。また機会があったら、ブロックタイプもほしいです。キッチンにちょこんと置いておいても見た目もかわいいなと。

 

 キャンディータイプもあるのですね。色がピンクだからちょっとかわいいけれど、じっさいは塩あめですからしょっぱいでしょうね。お弁当に梅干しをいれる要領で、ちょっとおしゃれに夏バテ対策につかえそう。週末の少年野球のお供ににいかがでしょう。

 

地殻変動でもいろいろある

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それからウユニの塩もこないだいただきました。湖のような場所が一面塩でできているなんてどんな景色なんだろう?写真やテレビなどで何度かみたことがあるけれど、もし一生の中で機会があったら体全体で体感してみたい場所の1つでもあります。

 

同じように地殻変動などの大きな自然環境の変化でできた塩の湖だから、岩塩みたいなものかなと思っていたけれど、私が頂いたものはわりとさらさらしています。ペルーのカラフルなお人形と一緒に、ちょっとした魔除けのお飾りのような感じで飾られています。やがてキッチンで登場するのが楽しみです。

ボリビア/ウユニ湖塩

 

好みの塩は?

梅干しをつけるとき、お漬物をするときなど、ある程度濃い味にしないとうまくつからないときもあります。塩の絞め方が甘かったことによりカビが生えたりすることが多い気がします。

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なんとなくそんなときも、99%になった塩化ナトリウムの精製塩よりも、天然塩や天日塩を使いたくなります。感覚的な好みだと思うのですが。

 

できるだけコスパもよくと思うけれど、なんでもただ安ければいいというのもどこか違う気もするのです。塩に関しては、人間の体内の成分に近いミネラルやマグネシウムもよいバランスでとれる塩のほうが個人的には好みです。

 

 

フランスブルターニュ―産の天日塩。こんな風にこまかくパックになっているとお弁当にもいいかもしれませんね。